歴史書『日本書記』には推古天皇の時代に、淡路島に大きな沈水香木(沈香)が漂着したと記されており、『聖徳太子伝歴』にもこの流木を鑑定したのが、聖徳太子だと記録として残っている伝説の香木・沈香。
正松陰に収められた文化財 名香 蘭奢待(らんじゃたい)は有名で
足利義政や織田信長といった 時の時の天下人がその香木(蘭奢待)の一部を切り取り、権力の象徴として所有したと伝えられています。
また香木や香道具を約2600点ほど所有するほどマニアだったのが、代将軍・徳川家康でその記録は徳川美術館にも収められています。
これほど古い歴史と、今なお、日本伝統として沈香は使用され続けられています。